Eroge The Apocalypse プレイした美少女ゲームについての感想など。不定期更新

タマユラミライ 感想

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タマユラミライの感想です。※以下本編ネタバレ注意


http://tamayuramirai.com/




【共通】

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-あらすじ-

彼女は、落とし物を探している。

どこか異郷の薫り漂う町、深野市――
そこは、かつてヒトとヒトならざる者、妖異たちがともに暮らした幽玄の地であった。
ゆえに、深野は不思議な者たちの不思議な話に満ちている。

神掛 由岐奈は、友人とともに再び、この地を訪れた。
出逢ったのは、魔法使いを名乗る少年、つまりは僕だ。

むかしむかしの大昔、外つ国から来た魔法使いがいたらしく、
夜羽 睦季は、その後裔を拝している。

水晶石 みだりは、ヒトならざる者。
淫魔にとっては死に至る病、恋に落ちてしまう。

猫天宮 花子は、かつて水神に仕えた御使い。
いわゆるトイレの花子さんで、学園内の噂ならなんでも知っている。

小伯 白は、いつでも味方でいてくれる。
魔法も妖異もなんにもわかっていないが、僕にとっては姉のような存在だ。

魔法使いの御役目とは、そんな妖異たちが起こす不思議な事件を解決し、ヒトと妖異の間に調和をもたらすことにある。
だが、神掛 由岐奈は、僕以上の霊力を持ち、生まれつき妖異の姿を見ることができる、鬼見の力まで持っていた。

そんな彼女は、落とし物を探している。

彼女と関わることで、やがて僕自身が魔法に関わるきっかけとなった事件まで掘り起こされていく。
それはヒトと妖異と魔法使いが織りなす、長くて短い、一夏のおとぎ話――


前回レビューしたD.C.4と同じく5月発売タイトルの今作だが、月間萌えゲーアワードでそのD.C.4を押さえて首位を獲得した事がキッカケで購入。
基本は自分の好きな属性(妹)だったり、好きなブランドで決める事が多いのだが今回は異例と言ってもいいだろう。
結論として当たりの作品であったという事実を先に報告しておこうと思う。
物語の舞台は平凡な夏の田舎町ではあるが特筆すべき特徴は「神」や「妖異」の存在。
主人公の睦季はそれらと人間が共存する町でバランスを保つ調停役として日々活動する魔法使いである。
事前情報無しでプレイして偶然にも同日発売のダカーポと魔法使い設定部分で被っていたのには驚いた。
共通部分時点で感じたのは、非常に読ませるテキストでライターのレベルが高い。
ヒロインとの会話もそうだが一般人には見えない妖異との会話も細かいモブまでフルボイスでそれぞれに個性があって面白かった。
町で起こる様々なトラブルを時にはヒロイン達を巻き込みながら解決していくのだが、睦季が非常に有能でいかにも頭脳派の魔法使いといった印象。
「深野の魔法使い」として妖異の間でも名前は知れ渡っていて、当初は敵対していた者とも和解していく。
しかしシリアスなシーンにおいても個人的にちょっと笑ってしまったのはフランス語だかラテン語だかを捩った呪文の詠唱である。

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アイタタタタタ!!


中二病的なのを気にしたら負けではあるが中々に中々だったんで後半でヒロインがボイス付で詠唱した時にそういう風に言うのかとむしろ感心してしまった。
攻略は白のみロックが掛かっていて他は自由な順番で進める事ができるが、自分としては由岐奈は絶対に最後にやるべきと断言したい。
あまりにも他の2ルートに比べて物語の核心に迫ったりの密度が違い過ぎたので。
参考までに自分はみだり→花子→由岐奈→白の順番、みだりを最初に選んだのは股間がイライラしたというシンプルな理由である。

【みだり】

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水晶石 みだり(すいしょうせき みだり) CV:くすはらゆい
血液型:A型 誕生日:11月11日
趣味:ピアノ、読書
すき:少女漫画、主人公のお世話
きらい:エッチなこと

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睦季と同居している淫魔。
くすはらゆいの吐息多めなボイスも合わさってエロさの権化だった。
年頃になれば男とガンガン性行為をしまくって精気を吸う事で生きる淫魔でありながら男性恐怖症という致命的な欠陥がある。
かつて吸精を拒むが故に暴走していた所を睦季に救われてから一緒に住んでいるが、序盤時点で完全にホの字状態。
個別では無事結ばれるがさすがに本能的な部分もあるのか処女なのにいきなりフェラ等の性技に長けている。
淫魔は男の精気を食べる特性から特定の相手を愛する事は対象を殺してしまう事に繋がるので禁忌とされているが、キスしながら妊娠狙いの着床セックスならなんとか大丈夫みたいな理論でどうにかなったらしい(
母と2人の姉は一流の娼婦で妹もエピローグではすっかりアレな感じだったからどうしてみだりだけこうなったのか奇跡の存在と言ってもいい。
妹との電話シーンで「お姉ちゃんがAV女優になるって!」と大はしゃぎして家族に拡散するシーンは最高。
淫魔設定は主に抜きゲーで使われがちで純愛シナリオゲーでは稀有だが、上手いバランスに落とし込んだなと。

【花子】

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猫天宮 花子(ねこてんぐう はなこ) CV:杏花
血液型:B型 誕生日:5月12日
趣味:掃除、噂話の収捨
すき:清潔な水場
きらい:不潔な人間

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学校の女子トイレを拠点にしている水の神、赤いスカートではないが所謂トイレの花子さんである。
睦季と共に行動して町の事件を解決する事も多く、何気に長い付き合いの為序盤からボケとツッコミの応酬が夫婦のそれ。
みだりと同じく睦季に好意を抱いているが個別に入るまでは本当の意味での恋愛感情に気付いていない。
他ヒロインルートでは「愛人になる」と迫ってくるが、個別で結ばれてからは独占欲を見せたりする。
テーマとなっているのが花子に恋愛を教えるというモノで後半にそのせいで水の神としての力が弱まり同じ派閥の水の妖異達に下克上で襲われたりもするが、全体的にシナリオ内容は小粒に感じた。
みだりもそうだが花子も人外の神なので恋人になるのはいいが寿命問題とかはどうするんだ?とモヤモヤは残るが深く考え過ぎるのも無粋と言えるか。

【由岐奈】

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神掛 由岐奈(かみかけ ゆきな) CV:八ッ橋しなもん
血液型:O型 誕生日:7月21日
趣味:料理、裁縫、など意外と家庭的
すき:オツキサマ(魔除け)、蒔奈
きらい:幽霊、妖異の類

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よくよく考えたら唯一の人間枠である黒髪ツンデレちょろいんさん。
序盤は女子トイレに平然と入っていた睦季を変態呼ばわりしたりで嫌っていたが、自身の強過ぎる霊力の調整や探しモノの手伝いという名目で魔法使いの弟子になってからは次第に打ち解けていく。
昨今では逆に珍しく感じる程のコッテコテのツンデレヒロインを見て郷愁にも似た感情を覚えてしまったのは年老いた証拠だろうか。
彼女のルートでは魔法使いと弟子から恋人関係へのステップアップ以外にも作品の根幹とも言える伏線回収が次々と行われる、先述で由岐奈は最後に回すべきと断言したのはその為でおそらく先に進めてしまうとみだり&花子ルートが中弛みになってしまうだろう。

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由岐奈と幼い頃から常に行動を共にしていてまるで姉妹のような蒔奈も序盤では単なる元気っ娘枠だが、いざその正体を紐解いてみると想像以上にヘビーなオチで驚いた。
詳細設定は複雑に入り組み過ぎて説明が難しいが簡単に纏めると、由岐奈は幼少期に山の妖異であるヤマウバに遭遇してそこで喰われる事は回避するものの大人になってから喰われるという約束(妖異や神との口約束は言霊が乗るので絶対の重さがある)をしていて実はそのヤマウバはいつも横にいた蒔奈だった。
「大人になる」の部分も意味が強く、実は由岐奈は個別ルート後半まで初潮を迎えていない。
あの成長具合でその設定は斬新・・・最初のHシーン時には初潮前という事になる。
終盤では消える運命にある蒔奈を魔法使いの力を使って助けるかどうかの選択が課題になってくるが、この辺の「本来の輪廻を乱すか否か」が作品全体の根幹に関わっているとフルコンプ後に改めて実感した。

【白】

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小伯 白(こはく しろ) CV:杏子御津
血液型:A型 誕生日:12月18日
趣味:花を育てること、シャボン玉
すき:むーくん、妹の紅
きらい:お酒、お線香、道を覚えること

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ロリ巨乳お姉ちゃんでありTRUEヒロイン。
3ルートを攻略後に解放されるルートで、白ルートでありながら主人公の睦季の総括ルートとも言えるだろう。
彼女が実は生きた人間ではなく既に亡くなっている幽霊である事は共通ルートの最後に明かされる。
他ヒロインルートでは睦季への好意も見せつつあくまで姉のポジションで今後の行く末を見守るポジションに落ち着いているが、いよいよ2人は互いに恋人としての道を歩む事に。
何回目かのHシーンで川の水に浸かりながらの合体があるが、余程水が綺麗なんだろうなーというどうでもいい感情が頭をよぎりつつその水の中にお漏らし放尿は水の神様怒らないか?と思わざるを得ない。
幽霊である白はあくまで未練がこの世に留まっている存在であり先の別れは確定していた。
睦季はそんな彼女の未練を無くす為に奔走する選択をするが、実はそれの発端は予想より遥かに昔の時代の事だった事実が明らかになっていく。
深野の町の魔法使いは一番目、二番目に続き睦季が三番目に当たるが、睦季は白を事故で亡くしてから彼女を生き返らせる為の魔法の研究を70年近くして老いた死の手前で悪魔「フェレス」と契約をしてその力で再度赤ん坊まで若返っていた。
つまり二番目も三番目も睦季だったというオチである。
発売前のキャラ設定でジジ臭い部分があると記載があったもののまさか本当に中身は80近い爺さんだったとは。

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当然白も幽霊で見た目が全く変わってないとはいえそれより年上であり、その妹であり他ルートでも出てきた紅も「あくまで睦季の認識として若い見た目に映る」演出で由岐奈含む一般人には本来の80歳の老婆に見えている。


このレベルのロリBBAならぬオチBBAトリックを喰らったのは初めてかもしれない



この紅もかつては兄のように慕っていた睦季に恋心を抱いており、現実問題この年齢まで独り身を貫いて保護者の役割をこなしているが睦季が2周目である事に気付いてはいない。
(ただシナリオ上で明かされてはいないが拾った赤ん坊に睦季と名付けた点から薄々勘付いている可能性が高い)

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睦季が自分に執着して紅との人生を歩ませてあげる事ができなかったのが白の未練で、思い返せばとてつもなく長い時間放置していた三角関係だった。
3人共現実年齢で考えれば80歳の三角関係・・・これは新しい。
結末としては睦季と白が本来の輪廻に戻っていく選択をしたのは物悲しさも感じつつも「あるべきモノがあるべき形になった」わけなのですっきりとした読後感と言える。
由岐奈がフェレスと契約して四番目の魔法使いとして生きていくエピローグもTRUEに相応しいと評していいだろう。
作風的にFDはおそらく出ないと踏んでいるが

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ぬいぐるみ化する前の悪魔フェレスを攻略させてくれ


物語の中で黒幕的なポジションではあったものの憎めない良キャラだった、魔法使いモノのマスコットに外れ無し。



OP曲も疾走感あって素晴らしい。
当初はいとうかなこってどういうチョイスだよと思っていたが、結果的に作風とベストマッチだった。

シナリオボリュームは共通と個別共に体感ではそこまで長いわけでもなく比較的手軽にプレイできるのでオススメしたい。
特にあっと驚かせるような伏線やトリックが好きな人なら間違いなく楽しめるとは思う。
本記事ではその辺の核心を盛大にネタバレしているので身も蓋も無いが、キャラクターの可愛さだけでも充二分に戦える点は純粋に強かった。
自分のプレイ作品ではおそらくほぼ初めてメインで声を聴いて思ったが、独特の癖がありつつもHシーン含めた総合評価で八ッ橋しなもんさんを全力で推したい。
八ッ橋しなもんさん頑張れ、超頑張れ。
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1 Comments

ピー太郎 says...""
 ノーチェックだったので、ありがたいです!
 ヒロインもみんなかわいいようで、シナリオもしっかりしているようなので、時間を使ってやりたいものです。川で聖水垂れ流しとか素晴らしいですが、下流で遊んでいる人たち可哀想とか突っ込むのは野暮ですよね。
 ババアトリックは魔女こいにっきを思い出しました。

 
2019.08.13 21:06 | URL | #FvLIUmYM [edit]

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